適切な「行間」とは?読みやすさを左右する「行間」について

適切な「行間」とは?読みやすさを左右する「行間」について

2022年11月30日
レポート

適切な行間は、文章をスムーズに読み進めるために重要な役割を果たします。

行間が詰まりすぎると、視線を正しく次の行へ移動できず、行を読み飛ばしたり、同じ行の行頭に戻ったりして読みづらくなってしまいます。

今回は、PowerPointにおける「行間」について解説します。

行間とは

一般的な行間は、行と行の間隔のことを言います。

しかし、PowerPointの行間は、一般的な行間の定義とは異なります。

PowerPointでは、テキストを何行分のスペースに配置するのかを指しています。

「行間1行」の場合は、1行分のスペースに1行のテキストを配置し、「行間2行」の場合は、2行分の間隔に1行のテキストを配置していることになります。

行間の設定方法

行間の設定方法は複数ありますが、今回は「倍数による設定方法」について説明します。

倍数とは、段落1行の高さに対しての倍率のことです。例えば「倍数=2」は、行間2行と同じです。

数値が大きくなるほど、行の上下の余白が広がります。

  

PowerPointであらかじめ設定されている行間は「1行」です。

ただ、行間が1行だと詰まって読みにくい印象を与えてしまいます。

1.2~1.4行程度に設定すると、適度な間隔ができて読みやすくなります。

  

行間は固定値でも設定できるのですが、フォントサイズを変更したとき行間が詰まったり広くなったりしてしまい、再度調整する必要があります。

倍数で設定しておけば、フォントサイズが変更しても同じ行間を保つことができるので、効率良く作業ができます。

行長と行間の関係

同じ行間でも、行長(1行の文字数)によって印象が大きく異なります。

行長が短いときは行間を少し詰めて、行長が長いときは行間を少し広めにした方が読みやすくなります。

明確な基準はないので、いくつか試しながら適切な行間を決めることが必要です。

     

また、フォントの種類によって、同じ行間でも印象が変わることがあります。

選択したフォントによって行間を微調整することが大切です。

     

今回は「行間」についてご紹介しました。

行間を調整するだけで、読みやすさに大きな違いがありますね。

PowerPointにあらかじめ設定されている数値なら、そのままでいいのかな?と思ってしまいそうですが、行間は行長やフォントなどを踏まえて調整することが大切です。

こういった読み手に対する小さな配慮が、資料の完成度に影響してくるのだと思います。

資料を作成するときは、ぜひ「行間」も意識してみてください。


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