「文字の強調」は、資料のわかりやすさを左右します。
文字が全て同じ大きさだと、重要な情報を見落としてしまうかもしれません。
ただ、文字を強調するといっても、大きくしたり太くしたりする以外にどうしたらいいかわからない方もいるかと思います。
今回は、文字を強調するための装飾についてご紹介します。
文字の色を変える
1つ目の方法は、「文字の色を変えること」です。
色を変えるだけでなくBoldボタンで太くすると、より目立ちやすくなります。
では、使用する色はどんな色がいいでしょうか?
おすすめはアクセントカラーもしくはメインカラーです。
PowerPointで使用する色は、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色が基本なので、色数を増やさない方が全体的にバランスよくまとまります。
特に強調したい重要な内容ならアクセントカラー、見出しや控えめに目立たせたい場合はメインカラーを使用するなど使い分けると、メリハリのある資料になります。

メインカラーやアクセントカラーの詳細は、こちらの記事をご覧ください。
マーカー風の下線を引く
2つ目の方法は、「マーカー風の下線を引くこと」です。
下線ボタンで線を簡単に引くことはできますが、あまり目立ちません。
今回は、図形の直線で作成する「マーカー風の下線」をご紹介します。
下線による強調は他と比べると控えめな表現なので、長めの文章を強調したいときにおすすめです。

【下線の作り方】


下線の色が濃いと感じる場合は、「透明度」から濃度を調整することができます。
全体のバランスや雰囲気に合わせて調整してみてください。

スライドで見てみましょう。
比較してみると、下線がある部分に自然と視線が動いたのではないでしょうか?

文字を囲む(図形の中に文字を配置する)
3つ目の方法は「文字を囲むこと」です。
枠線や四角形、円など図形の中に文字を配置することで強調されます。
囲みの形は、角が丸いとやわらかい印象、四角にするとスタイリッシュな印象になります。
資料の雰囲気に合わせて選んでみてください。

いかがでしたか?
最後に、文字を強調するときの注意点をお伝えします。
それは「強調箇所を絞ること」です。
強調を多用しすぎると、結局どこが重要なのかわかりにくくなってしまいます。
資料の中で重要な部分を見極めて、強調することが大切ですね。