【後編】資料を作成するときの色選びのポイントとは?

【後編】資料を作成するときの色選びのポイントとは?

2021年9月28日
レポート

今回は前回の続き、色の選び方について解説します。

前回記事をまだご覧になっていない方は、ぜひこちらの記事からどうぞ!

【前編】資料を作成するときの色選びのポイントとは?
資料を作成するとき、どの色を使用したらいいか、またどんな色の組み合わせがいいか悩んだことはありませんか? 見やすくわかりやすい資料をつくるためには、色の選び方は…
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1. 2色でOK! メインカラーとアクセントカラーについて

資料を作成するとき、いろんな色を使って何だか見にくい…と感じたことはありませんか?

資料を見やすく・わかりやすくするためには、シンプルに2色だけ使えばOKです!

では、その2色であるメインカラー・アクセントカラーをどのように選べばいいのでしょうか?

メインカラーは資料のメインとなる色で一番多く使用します。

アクセントカラーはあくまでもポイントとして使用し、強調させたい部分に使う色です。

メインカラーを決める上で一番簡単な方法は、コーポレートカラーを使用することです。

クライアントのコーポレートカラーの場合は同調の印象を与えることができ、自社のコーポレートカラーの場合はブランドイメージを与えることができます。

その他の選び方としては、色の特徴を活かし、資料のテーマに合った色を使用することです。

前編でもご説明しましたが、なにを伝えたいのか・誰に伝えたいのかを考え、テーマに合った色選びをすることで、より伝わる資料を作成することができます。

こうしてメインカラーを決めたあとは、アクセントカラーです。

アクセントカラーは補色を選ぶことがポイントとなります。

アクセントカラーは強調させたい部分に使う色なので、お互いを引き立てる補色を使うことで、色のバランスも良く見やすい資料を作成することができます。

ここで1つ注意すべきポイントがあります。

それは、原色を避けて色を選ぶことです。

原色は色合いがはっきりしているため、目が疲れたり見にくい印象を与えたりしてしまいます。

原色は明度や彩度を少し落とし色に若干「くすみ」をつけることで、全体的に落ち着いて見やすい資料となります(明度・彩度については2をご参照ください)。

ただ、原色を使用して企業イメージを全面にアピールしたい!明るく元気な雰囲気にしたい!という場合も考えられます。そういった場合は原色をアクセントカラーに使うなど読み手への配慮をしながら、伝えたいメッセージが伝わる資料にしていくことが大切だと思います。

2. 2色以上使いたい場合はどうすればいい?

これまで色選びは2色でOK!とお伝えしましたが、色を増やしてデザイン性のある資料にしたい方もいると思います。

そういった場合は、同系色を使う方法がおすすめです。

「明度」や「彩度」を調整すると、バランスの良い同系色を見つけやすくなります。

明度とは色の明るさの度合いのことをいい、明度を上げると明るくなり、下げると暗くなります。

彩度とは色の鮮やかさの度合いのことをいい、彩度を上げると鮮やかに、下げるとくすんだ色になります。

すでに使用している色と同系色を使うことで、色数が増えた印象を防ぐことができます。 色数が増えて見にくいというデメリットを抑えつつ、色の変化を生み出し、表現の幅が広がります。

今回は以上です!

いろんな色があって迷いがちですが、なにを伝えたいのか・誰に伝えたいのかをしっかり考えることで、自然と選択肢が絞られます。

少しでもお役に立つ情報となれば嬉しいです。

ありがとうございました!